対立(反対)なき調和
平和のために、先制攻撃を加えることが、普通の常識である世の中で、反対なき調和は、少し時代錯誤で、一般受けはしないかもしれませんが、というよりは、ある巨大な圧力によって、排除される傾向にあることは、間違いありません。それは、とても簡単な理由ですが、対立しながら調和を図ったほうが、経済が動くからですね。既得権者や、ある程度上にたてば、そうしたからくりに賛成されるのでしょうね。
戦争と医療の基本は、この対立構造ですが、戦争は大義名分として、平和をめざすという定義がありますし、感情もからみますので、わかりずらい面もありますが、医療に関しては、とても分かりやすいと思います。
例えば、みなさんは、熱が出たらどうされますか?解熱作用のある薬を飲む?身体を冷やす?と、普通は考えます。つまり、身体が熱を出したがっていることに対して、対立をつくり反対をもって、調和をはかるわけです。身体と精神が戦争状態になります。身体が、抵抗して、ねばればねばるほど、お金が動きまして、病気として常態化することもありますね。
反対をとらない場合、身体は発熱した、それにはたぶん理由があるはずだ、そして、熱が下がらないのは、どうしても熱が上がりきらない箇所があるんだな?と考え、そこを捜して、暖めてあげる。身体は、目標を達成すれば、自然と熱は下がり始めるだろうというわけです。
冷静に科学的に思考することができるならば、どちらもありだなと思えると思いますが、現実的には、後者の考えは、心霊療法だとか、宗教的だとか、スピリチュアルだとか、科学的ではないとか、とにかくいかがわしい考えに基づいていると、判断されるわけです。そう判断されるようになっていることが、ある巨大な圧力のしくみですね。笑。もちろん、日本の医学では、後者は認められていませんので、対立療法が、正当的な考えの治療になります。
これはアロパシーとホメオパシーの関係でもあるわけですが、1854年にイギリスで流行したコレラで、アロパシーで治療した人の死亡率が50%で、ホメオパシーで治療した人の死亡率は16.4%だったという。もちろんこうした、不都合な数値は、世にはなかなかひろまらないようになっています。しかも、アロパシーの既得権利者は、なぜかアロパシーの医者には、かからないという不思議な現象もあるとかないとか?詳しくは、まったく知りませんが。そう考えますと、日本のご皇室さまも、イギリスの王室を見習われたらよいのにと思ったりするわけです。内緒です。
つまり、どちらが効果があるとか、このさい、そんな面倒なことは、どうでもよくて、とにかく、儲かればよいのです。わかりやすい。。。いえ、嘘ですよ、みなさまの健康のためにするわけですよ!笑
まあ、社会通念としては、それはそれで良いとして、実際の生活の中では、いちいち対立していると疲れるときがありますよね。ですから、生きていく知恵として、対立なき調和を知っておいたほうが、良いかなとも思います。
これからは、二極化がどんどん進んでいく社会ですから、常識もダブルスタンダードで、立場や状況によって変化しながら、事にあたらないと大変な時代になるんじゃないかと思ったりもします。ですから、対立しててもいいし、しなくても良いので、この二つぐらいの常識は知っておいた方がお得かもしれません?そして、日本の文化の中には、戦争をしない期間を長く保つことを可能にする、たのしい知恵がたくさん眠っているわけですから、ヒントはあるんですよきっと。あとは、みなさんの関心が向いてくれさえすれば良いのです~。笑
で、まず、対立なき調和で、最初に考えるのが、二項対立からの脱却ですよね。これブログに以前書いたので、参考までに
ここから次の展開に行くわけですが、三項にすることによって対立をさけるという技があるようです。じゃんけんみたいなものです。きれいな三項で、対立構造がみえなくなります。
そこで、まずは「守、破、離」について、これは利休道歌にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものらしいです。これについて、再考してみたいのですが、長くなってしまったので、ページをあらためて書きますね。
ごめんなさい