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カテゴリー:武士のならひ
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所作は古い事なのか?
所作といいますと、どうしても礼法とか、マナー講座と勘違いして、堅苦しいイメージがありますよね。 中には、江戸しぐさと間違えたりしまして。「所作ですか、いいですね、今度、子供たちに教えてあげて下さい~。」って言ってくる人… -
基礎が変わる
昭和の戦前の写真だと思いますが、この写真は、米俵を担ぐ女性とならんで、見たことがある人もいると思います。 写真はYaoo!検索にて、借用しております この写真をみて、昔の人は、強かったとか、食べているもの… -
迎へ入る
日本は、引く文化であることは、誰でも知っていることだと思います。 なぜ、引くかといえば、例えば、武道の世界で考えると分かりすいと思いますが、ひとつには、他者を自分の中(ある自己空間)に迎え入れるためですね。そのため… -
なんば歩きについて再考する
着物を着るとよくわかりますが、身体をねじるとすぐに着崩れします。つまり、日本の動作の基本は、身体をねじらないことなのです。ですから、歩き方も自然と、なんばと言われるような動きになるわけですね。 なるほどと思い、最初… -
刺激反応からの脱却
生物活動は、何らかの刺激や変化に対する、物理化学反応である。 これが、大定義として、私たちの身体観を作っていると思われます。生きているのか死んでいるのかを判断をするときに、目に光を当てて、瞳孔が反応するかどうかを、… -
天は二物を与えず
あの人は、綺麗だし歌も上手いし、演技力もあって、しかもお金持ちだ!天は二物を与えないなんて、嘘だ!なんてね。 これは、才能がたくさんあるとか、ないとか、そういう話で使われることが多いと思いますが、そうじゃなくて、 … -
秘すれば花
秘すれば花と言えば、世阿弥の風姿花伝ですが、その元になった引用としてはたぶん、古今著聞集の第十五宿執の中にあります。 白河天皇が、寵愛していた稚児に舞の秘伝を教えよと、伶人に命令しましたが、伶人はそれを固辞しました… -
対語と二項対立
私たちは、語学の勉強するとき、単語を対語で覚えたりします。例えば、高いの反対が、低い。細いの反対が太いといった具合です。単語を単に記憶するという場合なら、それはとても有効で、合理的な手段なのでしょうけど、その反面、一旦、… -
自由と型
型は、自由を確保するために取るわけですが、そう言うと、「え?」と思われるかもしれませんね。 それは、「自由」という言葉の解釈が違うからだと思います。みなさんは、たぶん、自分のやりたいことをすることが「自由」だと考え… -
傾奇なるもの
傾奇(かぶきとも読む)とは、歌舞伎の語源でもあるわけですが、傾いて不安定であることなのですが、現代語訳では、派手なこと、奇をねらった目立つこと、一般から外れること、みたいな訳になると思います、つまり、傾いているのは、中心…