身体演技が目指す研究について

まず、身体演技ってなんだろう?
という話の前に、なぜ、僕は誰も支持もしてもらえないような演技の取り組み方を研究してみようと思ったのか?

*とにかく科学の暴走がやばい
科学はもはや真実を解明する学問ではなくなった。利益だけを追求する団体にお墨付きを付ける。そのためなら嘘も平気で言う団体になってしまった。だから学問とは言えないジャンル?になっている。
コロナの最中、陰謀論がいろいろとエビデンスを付けて説明する中、医学のお偉い様が、科学者が言ったことが科学的なことなのであって、科学者で無いものが言ったことは、すべて陰謀論ですと断言した。驚愕するしかない。もはや、陰謀論に対抗するだけのエビデンスも無いのか?。爆
そう、科学はもう真実の追究は放棄してしまった。つまり実利の追求いがいのことは、進化することを拒否したようだ。そして、科学で説明つかない物は、無視するというスタンスをとっている。これは、もういずれ取り返しのつかない事になるんだろうなって、想像がつきます。

*合理化、効率化がめざす無味乾燥な人生
科学で大切なのは、可視化されていること、わかりやすいこと。これが普通、企業などのプレゼンで求められることですが、これをもう大学生の時から求められていると聞きます。そんな職業予備校的な大学だから、文学部も必要ないし、古典も要らないという結論になるんだろうなって、ことですね。みんなポジティブだから、悲劇は生まれないから、文学はいらない。
こうして学校は学問を捨てて、すっかり科学になってしまったので、つまらなくなり、その反動でアニメでは、魔法やら、呪術やら、転生やら不可解なことが好まれているんじゃないんですか?

*マニュアルやシステムが文化を壊していく
メソッド演技って本をご存じですか?つまり演技をシステム化して、学びやすくしたものです。元になっている理論は、フロイトの心理学と、パブロフの犬です。それはちょっと乱暴な決めつけだと反論されそうですが、いずれにせよ演技の方法論をみなさんは、学ぶわけです。要するに、産業革命以後、均一のものを大量に作ることを目的とした、マニュアルってやつを演劇にも求めているわけです。その結果できたのは、大量の演劇学校です。誰が教えても、均一の方法論を学べるという便利なシステムです。そして、均一な俳優を作り出す。あとは信仰すること、真面目にやれば誰でもスターになれるってね。オンリーワンになれるって。

つまりこういう事の先にあるのは、結局、不労所得と退屈な人生、楽しみは、お金とか、有名になってチヤホヤしてもらうこととか、麻薬とか、支配欲を満喫するとか、Hを強要したりするとか、ですか?で、こういう人たちがトップにいる限り、多くの人たちの人生は、さげすまされ、文化はぶち壊され、豊かな生活は貧乏でおろかな人生となり、つまらない我慢するだけの人生か、戦って殺し合いの中に生きるしかなくなる。

演技は仕事だから、楽しいって思ったことはありませんって、有名な俳優が公共の電波で言ってるのけるのを何度も聞いたことがありますが、そういう先輩たちはいますぐ辞めて、現場からいなくなって欲しいと、心から願います。笑。やばいこと言ってるね。内緒だよ僕は、こんあことを真面目に考えてしまっている。笑

で、身体演技は、科学を持ち込まない。マニュアル化しない、合理化しない、効率化しない、つまり画一化されない変化に富んだ演技について研究していこうって試みですが、全く新しいことをするようですがなぜか、日本文化の中に山のようにヒントが、あるんです。だから、誰も学校で教えてもらえなかった、古典でもあるわけです。

演技に必要なのはマニュアルではなくて、表現のための技術が必要なのです。これらのことを、演出や監督やプロデューサーといった、実利から少し離れてもらって、役者側から、実験をしていきたいと思っているわけです

駄目ですかね?笑

今なら、賛同者はゼロですよ!!オンリーワンになるチャンスですよ。

 

 

 

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