893さんと芸能界と自分とのご縁

大学二年のとき、なんの縁もゆかりもない、そして、経験もしたことないのに役者を目指すって、言い出しました。
そもそも、人前で何かすることが、とても嫌いな性格でしたし、、
今、考えればとても無茶な判断をしたわけです。
そんな無謀なことを思いついてしまうほど、日本の教育は、使い物にならないほど、アホなんです。笑

そして、東京へ

はみ出しピアで見つけた劇団のオーディションを受けるも、玉砕。
ところが、元ミスタースリムカンパニーの女優さんと、元東京キッドの女優さんが、かわいそうと言ってくれて、とりあえず入団。

驚いたことに、座長は、住所不定無職、前科三犯の人でした。舞台監督さんは、聞いた話では、詐欺師。僕は、これが、東京という荒波なのか!かっこいい!とつい思ってしまった。

この辺りから、僕の人生怪しい。

昼間は劇団があるから、夜はバイトしようと、アルバイトニュースで、探して、道玄坂の居酒屋さんで働きはじめる。これ、普通ですよね??。でも、これが、普通で無かった。僕は、ほんと無知でしたが、このときの道玄坂は、893さんの抗争の最前線でした。みなさん、知っていました??

案の定、僕は、お店で893さんに絡まれた。絡まれるべくして絡まれた、だって、抗争中のお店だったです。爆
当時、こうみえて、役者する前は、体育会のサッカー部だったので、取っ組み合いになれば、優しい顔してるけど強かった。がっつり、組伏して、押さえ込んでしまった。そこで、893さんが一言。

「おまえ、自分のしてることがわかってるのか、東京の街を歩けなくなるぞ、おれは893だからな」と
店長に確認したら、本物だから、謝ったほうが、良いって。え~~。こうなる前に言ってよ!

おかげさまで、謝ったら、ボコボコに殴られた。

もー、顔がアザだらけで、みっともないし、悔しいし、役者には笑われるし、もうバイト辞めますとお願いしたら。

店長が、なあ、赤坂のホステスさんを送るバイトしないかって、それなら危なくないからって。
ええー!ホステスさん!田舎から出てきてお金もない自分からしたら、赤坂のホステスさんに会えるって、おお、これぞ、東京ぞ!と思い、引き受けることに。笑

そして、事件が、、、、

お店の名前は、赤坂のベラミ

ある日、血相をかえて、店長が、待機していた僕の車にやってきた。

「近藤君、お店で銃撃事件がおきた、ここは危ないから、車はそのまま捨てて、すぐに電車でかえりなさい!」

ええええー!、

最近ネット調べてびびりましたが、、日本を震撼とさせた大事件、山口組三代目の田岡組長さまが、銃撃されたのが、京都ベラミ、、、汗。
え?まさか、とは思いますが、系列店???!!

これは、紙一重というか、裏を返して考えてみるとですね、僕はザ芸能界の最前線に居合わせたというか、○○なことです!やばい。これ以上は、まあ、ネットでは深掘りは、しない。

すげー、ことになったわけですが、それでも手持ちが500円を切ったので、履歴書を持って、また道玄坂から、今度はアルバイトニュースではなく、歩いてバイトを探してみることに。求人の張り紙してあるところを総当たりしようというわけです。なんせ、家に帰ったら最後、次の日は渋谷へ出て来る電車賃もない。笑

それで、表参道まで歩いてきて、張り紙を見つけたのが、カフェプランタン。そして、採用、「いつから働く?」「今日から!」「ええ?」

その日からバイト始めて、帰るときになんと、店長に1000円貸してもらう。笑。店長もやばいやつを採用してしまったと、笑っていました。

何も知らずに、バイトを始めましたが、実は、このお店のはじまりは、日本で最初にできたカフェのひとつ銀座プランタンでした。そして、オーナーは、俳優の松山英太郎さん、お父さんは、歌舞伎の人間国宝、五代目河原崎國太朗、弟さんは、松山省二さん。とバリバリの芸能一家なのでありました。

みなさんは、ご存じないと思いますけど、松山英太郎さん、芸能界のトップに君臨するほどの影の実力者なんですよ。若くして、お亡くなりなってしまったので、芸能界の勢力図が塗り替えられてしまいましたが、、、これも言えません。笑

で、バイトしておりましたので、松山さんに役者やっているんですよ、こいつ、と店長に紹介してもらう。
そしたら、劇団にでも入れば良いじゃないかって、文学座なら書類ぐらい通しておくよと言われましたが、自由劇場を先にうけたら、受かってしまって、でもお金がまったくないので、松山省二さんに授業料を立て替えてもらって、自由劇場へ、

とまあ、こんな風にして、入ってはいけない世界に、足を踏み入れてしまいました。とさ、
これは、運が良かったのか?縁があったのか?どうなんだ?分からないところです。

 

 

 

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