- Home
- 東京映画・俳優&放送芸術専門学校
- 東京フィルムセンター14期1年生
東京フィルムセンター14期1年生
また、代講を承りまして、、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校へ行ってきました。今回は、一年生ですね。お初にお目にかかります。ありがとうございました。実は、最初のクラスの方たちの写メするのを忘れまして、爆。この写真は次のクラスのみんなです。快く写真に協力してくれて感謝です。みんな、感性がゆたかで、理解も早く、しかもとっても前向きに取り組んでくれるので、とても楽しく授業を進められました。
今回は、少しだけ座学らしきものを入れまして、それなりに筋道をたててやったつもりですが、それにしても、二クラス同じような説明が出来ないということをあらためて実感しました。汗。実技も少しですが違ってくる。こういう現象は、面白いものですね。そこで、生徒のみなさん、授業で意味不明なことがあった人は、このブログサイトの中で、おいおい補足していくつもりですので、チェックしてみてください。よろしくお願いいたします。
私たちが普段使っている基本的な単語例えば、力とか、感覚とか、集中などなど、ほんとはとても重要なはずの単語なのに、なぜか意味が曖昧で、しかも単純単一に考えられていたりするので、上手く伝えないと誤解を生じたりします。なかでも力という単語は、物理学の世界で言えば、ニュートン力学から、熱力学、量子力学、電気エネルギー、位置エネルギー、と千差万別あるのに、ワークショップなどで動きの話になると急に、単に力を入れますで、説明が終わってしまう。だから、説明を受けた人たちも力にいろいろ種類あるなんて、想像もしないで、単純化して考えて、ますます話が難しくなるわけです。武道のことは素人ですので、よく分かりませんが、例えば、柔道でいう力と合気道で扱う力は、もともと性質の違うものだと思うのですが、いかがでしょうか?
演劇でもそうで、「集中しなさい!」とは、小さい頃から幾度ともなく言われてきていると思いますが、どんな集中をすれば良いのか、指導されることはないと思います。ですから、案外集中とは、一種類だと思っている人も中には、いるんじゃないかと思います。そのような認識では、いろいろと混乱してきますし、個性ある演技や動きをするのは、難しいのかもしれません。そして、私たちが集中しろといわれて、する集中は、たぶん精神集中だと思います。僕も、本当に小さい頃から、集中は精神でするものと、疑うことすらなく過ごしてきました。
そして、真面目に精神集中したことのある人なら、なんとなく分かると思うのですが、精神集中の状態から、ある動きを獲得するには、最初に作った集中は、いったん破棄しないと動けないということです。これは、すごいパラドックスです。何かをするために頑張ってしていた集中は、その何かするためには、実は邪魔だったという落ちなわけです。つまり、ちゃんと動くとは、身体集中に切り替えて動くことなのに、最初につくった精神集中がいつまでも出しゃばっていたら、とっても困るし上手く動けないということなのです。ですから、集中に分別を付けないといけないし、そもそも最初に「集中しなさい!」は必要なかったわけです。ふ~。なんか書いててややこしいです。しかし、こういう説明を文字で、説明するとほんと疲れますね。笑
今回は、そういうわけで、この身体集中とは、いったいどんな感じなのか、またどうすると集中できるのか?少しですけどエクソサイズとして、いろいろとやってみたわけです。楽しんで、いただけたら嬉しいです。演技は、楽しいですよね。大変だけど。笑
みなさん、ありがとうございました!