白鳥会演奏会に参加してきました
2019年5月12日 広島県呉市文化団体連合会創立70周年事業
第9回白鳥会演奏会(藤本流三味線の会)にお呼び頂きました。
本当にありがとうございました。
僕は基本的に、歌ったり踊ったり出来ませんので、伝ふプロジェクトのメンバーであります。山崎直子さんと藤間美津保さんが、ご祝儀曲、「雛ぶり三番叟」と「藤寿三番叟」、それに藤井清美さん作曲の「信田の藪」の三曲を踊らせて頂きました。素晴らしい演奏に合わせて、素晴らしい舞台で、踊らせて頂くという、とても貴重な機会を頂きまして、本当に感謝しております。
白鳥会さまとのご縁は、2016年にさかのぼります。第15回藤井清水音楽祭にて、白鳥会さまが信田の藪を演奏するわけですが、(この歌の内容は、安倍晴明の母親が、自分が狐であることがバレてしまって、一緒に暮らすことができず、別れ離れになったあと、子供のその後の様子をトンボに尋ねるという内容の歌です。)その時に使う、狐の面を会主さまである、藤本秀澄敏先生が、一生懸命に探していたようです。なかなか、良い物が見つからない時に、やっと、見つけたのが、伝ふプロジェクトのホームページにのっていました狐の面だそうです。
このお面を使いたいということで、そこから、お問い合わせを頂きまして、お面を作らせて頂きました。ただ、このお面を作るのに二週間ぐらいかかってしまいますので、納品が随分ぎりぎりのタイミングになってしまったと思います、申し訳ありませんでした。そして、無事にこの狐の面が、呉市でデビューを飾りました。その後も、ネット上では、つながりがありましたが、今年、第9回白鳥会演奏会に際して、会主さまの英断で、お面だけではなく、私たちをお招き頂けることになりました。本当に、心から感謝しております。
今回の踊りは、ネットで知り合った人に、踊ってもらいます。と言ったときの、白鳥会の皆様は、さぞ驚かれた事と思います。笑
ご祝儀曲ということで、振り付けが簡単なようで、実は難しいのですが、それでもストーリー性を持たせようと、いろいろと苦労して頂きました。僕は、相変わらず、言いたいことを言うだけです。(ごめんなさい)とりあえず、ひとりは女振りで、ひとりは男振りにすることにして、衣装も定番の三番叟を揃えて、華を添えようということになりました。そして、一番短い曲の「信田の藪」が、実のところ、最後の最後まで、試行錯誤することになりました。面白いものです。
今回、いろいろと学ぶ事も多く、たいへん貴重な体験をさせて頂きました。本当にありがとうございました。
実は、演奏会だけではなく、呉市の観光にも招待して頂きました。人生初のイカ漁も!美味しかったです!!ありがとうございました。