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東京フィルムセンター13期2年生
今日は、2年生でした。みなさんとは、実は二度目なのですが、前回は実技だけでしたので、今回は座学も入れてみました。かなり一般論とは、違う座学になりますので、どうしても最初はちんぷんかんぷんだと思います。でも、頑張ってくれたらいいな~。
本当は、生徒さんたちが、用意してきた、ちょっとしたシーンを発表するのが今日の授業であったわけでが。一人だけ、希望者に演技してもらって、あとは代講ですし、僕のペースの授業をさせていただきました。本当に、ごめんなさい。で、発表してくれた生徒さんも、本当にありがとうございました。とても面白かったです。
芝居って、構えてしまいがちですよね。非現実というか、それなりの準備がいるとか、だから、ちょっとやってみてって言われても困る。歌とか、楽器なら、ちょっとやって見せてよって言われても、大丈夫なのかもしれないけど。演技って、酔っ払いとかに、じゃあやって見せろよと言われても、ともて困る。やったところで、絶対に面白くない自信があるし。笑。
これは、結構痛い問題で、どうして出来ないのか?それは、芝居が、もともとそういう性格のものなのか、はたまた芝居へのアプローチが、根本的に間違っているのか?どちらなの問題なのだろうか?どちらにせよ、難しい問題ですね。見る側にも問題があるし、演じる側にも問題がある事だと思います。ただ、役者の立場で言えば、演じるということの敷居をあまり高くしすぎると、精神的に疲れてしまうので、気楽に始められるようにすることは大切ですね。その為にも、身体集中をそのまま芝居に持ち込むことが、大切になってくるのだと思うのです。僕も頑張って、その辺りのことをライフワークとして、まとめてみたいと思っているのですけどね。
現状では、どうしても人前で見せられるレベルに到達するのに時間がかかりすぎるし、中途半端な状態では、発表しても落ち込むだけでしょう?なにか、出来てないことを見つけられて、指摘されたりして、それはとても、嫌な気持ちになったりする。だから、完璧になるまで、見せたくないものです。ですから授業では、僕は、出来てないことを指摘することは、極力しません。この人は、何に集中しているのだろう?というポイントを見るようにします。そして、その集中を違う集中に変化したらもっと良くなるんじゃないかって?考えて指摘するようにしますので、みなさん気軽に発表して下さい。よろしくお願いいたします。
蜂の巣って、小さくても蜂の巣として、完成されてて、そのままの姿で大きくなっていく。だから、どこまで成長したから、完成ですということがない。同じように、子供って、いつもいつも成長していくのだけど、どの段階を切り取っても子供として、完成されていて、見せることができる。たぶん、それらと同じように、演技もいつまでも成長していくものなのだけど、どこの段階でも完成されてて、それは、どの段階でも、そこで人前で見せられるものなのですよきっと。未熟なんてものが、あったとしても、そこで堂々として生きて行けば良い。そんな風に思うし、そういう見せ方や取り組み方をしていけたらと思うのです。それには、やはり何に集中し何に取り組んでいくのかが大切になってくると思うのです。みなさん頑張りましょう。
↓の写真は、午前のクラスです。ありがとうございました。