カテゴリー:演じるヒント

  • 身体感覚の感覚って?

    体感覚って言うと、とたんに、みなさん、分かりませんと言いたくなりますが、身体感覚なしには、どろろさんを除いて、生きては、いられないので、実は、だれでも感じていることなんですけどね。お腹すいた~とか、膝が痛い~~とか、まあ…
  • 型と式で捉える日本文化

    写真は、鎌倉の長谷寺の近くにあります。ゲストハウス楽庵にて侍体験をした時のものです。 光岡英稔さんの著書「身体の聲」の中に書かれているのですが、日本人は、型と式で、物事を理解しようとするのに対して、西洋人は、ムーブ…
  • 基礎のあり方

    みなさんは、「基礎を稽古しなおしなさない」と言われたら、どう思いますか? ・面倒だ ・今さら無理 ・やはり基礎が大事だから、しょうがない ・そんなことしてたら、遅れてしまう。 ・今ある技術が、水の泡になるん…
  • 他者の目が人を作る?

    かなり昔ですが、イザペル・ユペールさんが、日本に映画のプロモーションでいらしたときに、取材の人たちのくだらない質問にイライラしながらも、役作りについて、こんな素晴らしいことを言ってました。 私の役は、私…
  • 表現という言葉に惑わされる

    小林秀雄さんの書籍「無私の精神」より、表現について expressionの表現という単語は、あまりうまい単語とは思えませぬ。expressionという言葉は、元来蜜柑を潰して蜜柑水を作るように、物を押し潰して中味を…
  • 融合を試みる演技

    フランス映画に出たときに監督さんから、こんな質問が来ました。 「どうして、日本の俳優は、現場に入る前に役作りをしてくるんだい?」 「そうですね。日本では、現場は常に発表の場であって、試行錯誤するところではないからです…
  • 裏から見る

    裏見、つまり、恨み? 日本語は、一つの言葉に多様な意味を持たせています。ですから、例えば、「恨み葛の葉」の伝説は、物語を裏から見ないと内容が分かりませんよという、意味(暗示)なのかも知れない。笑。それにしても、日本…
  • 見るという行為の工夫

    私たちは、現在そこに有るものに集中すると、身体を見失い。そこには何も無いものを見ようとすれば、身体が充足してくる(感性が豊かになる)。こうしたことに気づいた、日本人は、知恵をあれこれ振り絞って、無いものへと向かう。ここで…
  • 陰を見る演技

    不安定な空間を見ることで、見るという働きが動作として続いて、そのことによって、実体が浮かび上がって見えてくるのかも?というのが前回のお話でした。実体だけを見れば、認識がはじまり、動作の流れが止まってしまうというわけでした…
  • 浮かび上がらせて見る

    私たちは、浸透していくものを見るときに、見るという行為が動的に扱えているのでは?という前回の話でした。空や、川など、いつまでも眺めていられるのは、見るという行為が連続しているからで、何かを確認して、認識した瞬間に、見る行…

その他

  1. 昔、フランスの大女優のイザベルユペールさんが、役作りについての質問をされたとき、「役は、どう演じるか…
  2. 前回は、身体を、筋肉や骨や内蔵などと捉えずに、気、息、水、脈、力、として捉えてみたらどうなるのかな?…
  3. 覚書 まず、これから、おこなうワークショップが、 何の役にも立たないということを知っていて欲…
  4. 2019/11/28

    所作塾 No 18
    体幹を鍛えるというのが、流行りましたが、いいところをついているのですが、なぜかそれでも身体感覚という…
  5. 2019/10/29

    所作塾 No17
    集中体験をすることが、人生を豊かにしていくことの本質なのかもしれませんよね。 今回は、集中の取…
  6. 2019/9/27

    所作塾 No16
    世間では、「目標を明確に持ちなさい!」と、常識的に上の人から、下の人へ、忠告されるわけですが、そして…
  7. 2019/7/30

    所作塾 No15
    所作は、基本的には、骨の動きになるわけですが、要するに骨「こつ」をつかむわけですね。ただ、骨は筋肉が…

命題

Je sens, donc je suis.
我感じる、故に我有り

デカルトの我思う故に我有りの命題を日本風になおしました。日本文化の原点です。

ブログカテゴリー

補足メモ

  1. 2019-3-8

    精神は、身体に触れられない

    こう切り出したら、ある人から、いえ、私は、身体にいつでも触ることができますよ、むしろ精神には触れない…
  2. 2019-1-4

    錐体系と錐体外路系の運動

    私たちは、何か行動を起こすとき、意識している行為と無意識の行為があります。つまり、自覚的行為と無自覚…
  3. 2018-2-20

    量子力学的な身体観

    現代では、精神が身体よりも上位に位置し、身体を生きていくための道具と捉えているからでしょうか?身体を…
  4. 2018-2-16

    識別感覚と同調感覚について

    前回の「理解という概念の固定化」の続きのブログです。この問題は、何度か伝ふプロジェクトでも書いていま…
  5. 2018-1-8

    理解という概念の固定化

    最近では、理解しないと動けないという人が、増えています。ワークショップをするにしても、最初に座学を入…
ページ上部へ戻る