僕たちが、若い頃のスターさんといば、トイレにも行かないと思っていたほど、神のような存在でした。

僕が中学の頃は、花の高3トリオの桜田淳子さのファンでした。自分の部屋には、当時は自分でも照れくさかったけど、桜田淳子さんの水着のポスターを貼っていました。映画「白い少女」は誰もつきあってくれなかったので、一人で観に行って、スクリーンの前で号泣していました。笑。その頃は、まさか自分が、お芝居なんてするとは、夢にも思っていませんでしたし、田舎だったので、ほんとうに雲の上の存在でした。

それが、ひょんなことから芝居を初めて、なんだか知らないうちに、舞台で一緒になりまして、、桜田淳子さんがいるし、、、感慨が深かったです。と、そんなある日、僕が、楽屋食堂でメシを食べていたら、隣に桜田淳子さんが、「座っても良いですか?」と来たー!「どうぞ、ぞうぞ」と言ったものの、会話が出来ずに固まっていました。そしたら、TVがちょうどワイドショーをやっていて、まさに桜田淳子さんの話題を、、結婚どうなんでしょうね?なかなか、そういう話がないですねって、やっていたんです。そしたら、淳子さん、ひとりごとで、「この話題ばっかり」とつぶやきましたので、僕は「大変ですね」と合いの手をいれました。「ほんと、やんなっちゃう」おっ、会話になったぞ。

「ところで、あなた、この芝居に出ている方なんですか?」えー!衝撃的な発言!あまりにも、眼中にないな。笑。「あのー、一緒の場面に出てますよ。ていうか、僕、桜田さんと台詞のやりとりしていますよ。」と、がっかりしながら答える。「そうなんですか?ごめんなさい、私、実は目がひどく悪くて、全然見えてないんです。」「いえいえ、構いませんよ」

そうなんだ~。あの美しい瞳は、実は焦点が合ってないんですね。だから、神秘的なのかな?と、嬉しくも悲しい思いを引きずりながら、食堂を後にしました。笑

そして、時は流れて、あるパーティー会場、僕は入り口のあたりで、ぼーっと立っていましたら、そこへ桜田淳子さんが入ってきました。僕と目が合うと、彼女は迷わず僕の方に歩いて来るじゃありませんか!そして、僕の手を取り、顔を近づけてきて、耳元でささやきました。ち近い!!「近藤さんですよね」い、いつの間に僕の名前を覚えた?「すみませんが、私をマネージャーのところまで、連れて行っていただけませんか」。残念ながら、私をスキーにつれてって、ではなかった。爆。そうか、この広い会場で、目が悪いので、どこに向かって歩いていいのか分からないわけです。途中、偉い人に会って、気づかずに、失礼があってもいけないし、結構難しいミッションなのですね。笑。「わかりました、僕についてきてください」と歩き始めたら、なんと、桜田淳子さんは、僕の腕をしっかりつかんで、腕を組んできたのです!あの、中学の時、憧れまくっていた人が、今、こうして腕を組んで一緒に歩いている!夢なら醒めないで~。

俳優という職業は、どう考えても、現状では、間違っても人にお勧めできる職業ではありません。ていうか、職業として、成り立っているか、どうかも疑問ですが、、爆。だけど、この事件を、中2だった頃の僕に手紙で知らせたら、きっと間違いなく、将来の夢は、俳優ですと卒業文集に書いたかも知れない。(実際は、プロサッカーの選手と書きました)。人生を安易に考えてた時代に、安易に出す結論だから、しょうが無いかも知れませんが、人生を難しく考えたからといって、良い結果が得られるかどうかも分かりませんしね。安易に始めた人生だから、頑張るしか無いのかもしれないし。

そんなことをいっても、結局の所、お金も、地位も、名誉も、何にもなくて、ただただ絶望していますが、それでもその都度、馬鹿げた思い出があるのは、その馬鹿みたいに真面目に、いろんな事をやってきたから、笑えるんだろうなって思う。所詮、文化なんてものも、偉そうにとらえたろころで、エリートの頭の中では決して生まれるわけもなくて、馬鹿みたいなことを馬鹿みたいに一生懸命にやったところからしか、生まれないんだろうなって思う。でも、別に文化なんか、生んだってしょうが無いし、生まれたって産んだことに気づかないだろうけどね。つまりそれが、人間だし、人生だということで、、、セラビー、笑

それでさ、そろそろ、また馬鹿はじめて、一緒に玉砕しませんか?

 

 

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